東京2020大会 都立スポーツ6施設ファクトシート

2026年6月11日

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を機に新たに6つの施設(海の森水上競技場、カヌー・スラロームセンター、東京アクアティクスセンター、大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場、夢の島公園アーチェリー場、有明アリーナ)が誕生しました。

東京2020大会のレガシーであるこれらの施設は、トップアスリートが競い合う国際的な競技拠点としての活用に加え、「都民に開かれた活動拠点」へと役割を広げており、多くの方々に利用されています。本資料ではこれらの施設が、誰もが訪れ、参加し、楽しむことができる活動の場として持続的に活用されている現状をまとめました。

東京2020大会 都立スポーツ6施設ファクトシート
東京2020大会 都立スポーツ6施設ファクトシート(2.9MB)

Q & A

Q 東京2020大会を機に誕生したスポーツ施設とはどの施設ですか?

A  東京2020大会を機に誕生した都立スポーツ施設は、次の6施設です。
  (括弧書きは、東京2020大会で実施された競技)
 ・海の森水上競技場(ボート、カヌー)
 ・カヌー・スラロームセンター(カヌー)
 ・東京アクアティクスセンター(水泳)
 ・大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場(ホッケー)
 ・夢の島公園アーチェリー場(アーチェリー)
 ・有明アリーナ(バレーボール、車いすバスケットボール)

Q 各施設の開業日はいつですか?

A  東京2020大会開催後、仮設物の撤去や利用者サービス設備の整備などを行い、令和3年から令和5年にかけて順次、開業しました。
 ・海の森水上競技場(令和4年4月)
 ・カヌー・スラロームセンター(令和4年7月)
 ・東京アクアティクスセンター(令和5年4月)
 ・大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場(令和4年6月)
 ・夢の島公園アーチェリー場(令和3年10月)
 ・有明アリーナ(令和4年8月)

Q 各施設は、どのように運営されていますか?

A  海の森水上競技場、カヌー・スラロームセンター、東京アクアティクスセンター、大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場、夢の島公園アーチェリー場の5施設は、指定管理者制度により運営されています。指定管理者制度とは、「公の施設」の管理に民間事業者等の有するノウハウを活用し、多様化する利用者ニーズに効果的・効率的に対応していくことを目的とするものです。
 有明アリーナは、公共施設等運営(コンセッション)方式により運営されています。都は施設の運営権者に運営権を設定し、毎年度運営権者から、運営権対価の支払いを受けるほか、事業年度が黒字の場合には、業績連動支払の支払いを受けています。

Q 東京2020大会のために建てられた施設は、どの程度活用されていますか?

A  各施設は、施設の開業以降、着実に利用が進み、6施設合計で年間1,000を超える大会・イベントが開催され、250万人超の来場者を達成し、9割超の利用率となっています。
 各施設では多くの国際大会や国内大会が開催され、スポーツ振興の拠点としての役割を果たしています。また、スポーツ利用に加え、コンサートや展示会、地域イベント、教育プログラムなど、多様なシーンに対応した空間として活用されており、様々な来場者に新たな体験機会を提供しています。さらに、都市のレジリエンス向上に向けた取組や最先端技術の実証実験の場などにも活用され、これからの東京の未来を支える重要なインフラとして機能しています。

【各施設の利用率※1】
(単位:%)
施設名 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
【暫定値】
海の森水上競技場 83.1 78.0 87.3 93.0
カヌー・スラロームセンター 100.0 100.0 100.0 100.0
東京アクアティクスセンター 100.0 100.0 100.0
大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場 88.4 88.2 98.1 98.6
夢の島公園アーチェリー場※2 100.0 100.0 100.0 100.0
有明アリーナ 97.3 100.0 99.4 100.0
※1
カヌー・スラロームセンターの換水期(1月~3月)を除く。
※2
夢の島公園アーチェリー場は、大会やイベントがない日も公園として常時開放し、都民の憩いの場として利用されている。
【各施設の大会・イベント数(うちスポーツ大会数)※】
施設名 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
【暫定値】
海の森水上競技場 167
(12)
176
(31)
267
(35)
353
(36)
カヌー・スラロームセンター 124
(4)
210
(8)
211
(8)
286
(10)
東京アクアティクスセンター 87
(82)
92
(85)
93
(87)
大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場 89
(33)
99
(40)
137
(47)
229
(52)
夢の島公園アーチェリー場 69
(62)
64
(41)
77
(47)
94
(49)
有明アリーナ 42
(7)
78
(17)
82
(10)
97
(11)
合 計 491
(118)
714
(219)
866
(232)
1,152
(245)
大会やイベント等の専用利用、競技団体主催の利用、施設主催イベント等を計上
【来場者数】
(単位:万人)
施設名 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
【暫定値】
海の森水上競技場 6.1 5.8 9.6 12.1
カヌー・スラロームセンター 3.2 5.2 6.2 6.6
東京アクアティクスセンター 69.7 68.7 66.1
大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場 8.9 9.7 13.0 14.9
夢の島公園アーチェリー場 1.4 1.1 1.8 2.2
有明アリーナ 73.8 127.6 172.3 164.2
合 計 93.4 219.1 271.7 266.1
四捨五入のため、合計値が合わない場合あり
Q 6施設の運営経費はどのようになっていますか?どうしてスポーツ施設の運営に税金を使うのですか?

A  都立スポーツ施設は、公園や図書館、文化施設と同様に、必要な社会インフラであり、利用しやすい料金設定と施設運営を行っていることから、これらに必要な経費を都が支出することは、誰もがスポーツを楽しむ東京の実現に不可欠です。
 大会や練習利用、体験イベントなどのスポーツ利用や社会課題の解決に向けた取組を着実に実施しつつ、多目的利用や収益の拡大、徹底した運営の効率化に取り組むことで、都負担の低減に努めています。
 また、有明アリーナは、国内のスポーツ施設として初めて、民間の力を最大限に活用するコンセッション方式を導入し、収益の一部が都の収入として都民に還元されています。民間事業者の専門的知見を最大限に活用した運営体制のもと、ハイレベルな国際試合や人気アーティストのコンサートなど大型イベントの誘致に成功し、開業以降、着実に収益を拡大することで、継続的な利益還元を実現しています。
 こうした取組により、都立スポーツ6施設の運営に係る都の実質的負担は約3.3億円となり、開業から4年で半減しています。今後も、利用の拡大を続けるとともに、効率的で利用者ニーズに応じた施設運営を行っていきます。

【6施設全体の運営に係る都の実質的な負担】
【6施設全体の運営に係る都の実質的な負担】
【有明アリーナから都への利益還元(都の収入)】
(単位:億円)
施設名 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
【暫定値】
有明アリーナ 3.2 3.9 5.1 6.1
運営権料として都に年間3.85億円が納付されるとともに、利益が発生した際には、さらにその50%が都に還元
【5施設の運営に必要な経費(都の支出)】
(単位:億円)
施設名 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度
【暫定値】
海の森水上競技場 2.5 1.7 1.7 1.7
カヌー・スラロームセンター 1.6 1.6 1.6 1.6
東京アクアティクスセンター 4.7 5.1 5.1 5.3
大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場 0.8 0.7 0.7 0.7
夢の島公園アーチェリー場 0.2 0.1 0.1 0.1
2025年度の東京アクアティクスセンターは、東京2025デフリンピックの会場使用料を都が負担したことにより増

〇 海の森水上競技場の維持管理等について