第6回 日清食品ホールディングス株式会社

2026年1月29日

日清食品ホールディングス株式会社
従業員の心身の健康を見守る

健康経営の実直な歩み。

日清食品ホールディングス株式会社

日清食品グループでは、創業者の安藤百福が掲げた「美健賢食(美しく健康な体は賢い食生活から)」の精神に基づき、全従業員が心身の健康を保持・増進し、能力を最大限に発揮して業務にあたることを、経営における最重要課題の一つに位置付けています。 その企業姿勢が評価され、日清食品ホールディングス株式会社は、「東京都スポーツ推進企業」に認定されました。また、「健康経営優良法人(大規模法人部門(ホワイト500))」にも7年連続で認定されています。 従業員の健康増進のための取り組みを策定する健康経営推進室の田畑玲奈さんに、「東京スポーツドック」に参加した経緯や健康との向き合い方についてお話を伺いました。また、「東京スポーツドック」で体力測定を実際に体験した同社グループの森長剛士さんに、参加した感想を伺いました。(※所属は取材当時)

目次

■ インタビュー
日清食品ホールディングス株式会社 健康経営推進室
田畑 玲奈さん

■ インタビュー
日清食品株式会社 B to Cグロッサリーグループ
森長 剛士さん

■ インタビュー
日清食品ホールディングス株式会社
健康経営推進室
田畑 玲奈(たばた れいな)さん
※所属は取材当時のものです
日清食品ホールディングス株式会社 田畑 玲奈(たばた れいな)さん

働きがいを支える多彩な取り組み

「日清食品グループ健康経営宣言」を主軸とした健康経営の方針や施策について教えてください。

日清食品ホールディングス株式会社 田畑 玲奈(たばた れいな)さん

田畑さん:お客様の健康的な食生活を支える食品企業として、従業員自身の働きがいの向上が欠かせません。その働きがいのベースとなるのが心身の健康であり、従業員が健康を保持・増進できる仕組みや施策を考えてきました。 例えば、社員食堂では33種類の栄養素と美味しさの完全なバランスを追求した「完全メシ」のメニューを提供。美味しく栄養素を摂取できるとともに、食事を通じた健康に対する意識の向上を図っています。 また、生活習慣病の早期発見、早期治療に向けた取り組みとしては、法定健診を上回る項目数の健康診断や保健指導の実施、人間ドックの受診資格の拡大を行っています。心身についての相談をいつでもできる窓口を設置しており、産業医療職(産業医、保健師、看護師)によるアドバイスが受けられます。 私自身も、育児や介護で仕事と家庭の両立が大変だった時期に、話を聞いてもらえるだけでとても安心できました。ほかにも、女性の月経、不妊、妊娠・出産、更年期などライフステージによって生じる健康課題の解決につながるようなプログラムを男女関係なく全従業員に提供しています。

画期的な科学的アプローチ

従業員のメンタル面でのケアとして、どのような働きかけをされてきましたか?

実際の測定の様子

田畑さん:在宅勤務の機会が増えるなど働き方が多様化する中で、「テレワークうつ」への対策も必要でした。そこで、従業員に対する定期的なストレスチェックやオンライン面談の実施など、従業員がひとりで悩みを抱え込むことを防ぐ取り組みを推進してきました。 在宅勤務中に短時間でできるヨガやストレッチ、瞑想などの社内配信に加え、ウォーキングイベントなどの運動施策も好評です。また、「プレゼンティーイズム(心身に何らかの症状がある状態で働いて、本来のパフォーマンスが発揮できない状態)」の予防・改善にも取り組んでいます。 弊社と慶應義塾大学医学部との共同研究では、スマートウォッチを利用して、心電図データと運動量のデータを毎日収集し、統計的に解析しました。その結果、運動によって心理的不安が軽減することが実証でき、プレゼンティーイズム値が上昇する傾向も見られたため、今後はこの研究成果を活かした施策を実施していく予定です。

自身の健康を測るイベントを

これまでに、今回のような体力測定を実施したことはありますか?

田畑さん:従業員の健康意識を高めるため、健康測定イベントを開催し、健康診断の検査項目に含まれていない項目(血管年齢、骨の健康度、推定野菜摂取量)の測定等を行い、自身の健康状態をチェックできる機会を設けました。参加者から「もっと体を動かせる内容を加えてほしい」という要望があり、さらなる企画を検討していたところ、今回の「東京スポーツドック」の参加に至りました。

測定結果に基づくアドバイスの重要性

体力測定を受けた印象はいかがでしたか?

実際の測定の様子

田畑さん:私自身は普段キックボクシングジムに通っていて、その練習成果がそのまま結果に表れたように思います。ただ、健康運動指導で体脂肪率が少なすぎるとの指摘があったので、ストイックな体づくりと健康的な体調管理のバランスが大切だと感じました。参加者からは、「最初は満足に動けるかが心配だったのに、測定が進むうちに楽しくなってきた」という声も。 また、手指にハンディキャップを抱える従業員からは、「少しずつ握力をつけるトレーニング方法を健康運動指導で教えてもらい、とてもためになった」という声もありました。測定をするだけでなく、見つかった課題をフォローしていくことも大切だと改めて思います。

■ インタビュー
日清食品株式会社
B to Cグロッサリーグループ
森長 剛士(もりなが たけし)さん
※所属は取材当時のものです
日清食品株式会社 B to Cグロッサリーグループ 森長 剛士(もりなが たけし)さん

健康イベントで前向きに

今回の体力測定を受けてみようと思った理由を教えてください。

実際の測定の様子

森長さん:普段は体力づくりを意識してジョギングをしているのですが、実際にどのくらいの体力があるのか知りたくて参加しました。野球をやっていた学生時代に比べれば体重もかなり増えてしまったことや、普段意識しない筋肉を使うこともあり反復横とびは大変でしたが、スコアは悪くはなかったです。 また体組成計の測定値としては、脂肪は多めでも、部位別筋肉量のバランスは良かったようです。デスクワークや会議が続くなかで少しの時間でも業務から離れて、環境が異なる場所で体を動かすことで、とても前向きな気持ちになれました。今後、同様の体力測定やスポーツ大会なども企画されたら、ぜひ参加したいです。

相談できる安心感

健康面での会社の施策で、役立ったことはありますか?

日清食品株式会社 B to Cグロッサリーグループ 森長 剛士(もりなが たけし)さん

森長さん:体調を崩したり病状が悪化したりする前に、体の不調を相談できる環境が整っていることです。例えば、健康診断で少し高血圧の傾向があることが分かった際、保健師による保健指導が受けられました。保健師からは、「夜は食べ過ぎに注意」、「サラダにドレッシングをかけ過ぎない」といった食事面でのアドバイスをもらえました。 以来、注意して食事をとるようにしていたところ、徐々に血圧の数値が下がってきています。ほかにも、定期的な上司との個別面談、ストレスチェック、メンタル関連のセミナーが役に立っています。

測定の様子

上体起こし

仰向けの姿勢から30秒間で上体を起こした回数を測定。参加されている方たちは、最初はぎこちない動きも見られましたが、回を重ねるごとにリズムをつかみ、徐々にスムーズにこなせる様子でした。短時間ながら、起き上がる動作がお腹周りにしっかり効いていることが分かり、体力や筋力のバランスを確認できる測定となったようです。

上体起こしの様子

ステップ台運動

ステップ台を使った上下運動を6分間実施。参加されている方自身のペースで上下運動を行い、全身持久力を測りました。同僚たちとお互いの結果を見比べるなど、楽しみながら取り組む様子が見られました。日常では意識しにくい持久力を確認する良い機会となったようです。

ステップ台運動の様子

今回ご協力いただいた企業

日清食品ホールディングス株式会社(にっしんしょくひんほーるでぃんぐす かぶしきがいしゃ)

本社所在地:東京都新宿区新宿六丁目28番1号

設立:1948(昭和23)年9月4日

従業員数:17,512名(連結)

事業内容:
持株会社として、グループ全体の経営戦略の策定・推進、グループ経営の監査、その他経営管理など
1.即席麺の製造および販売
2.チルド食品の製造および販売
3.冷凍食品の製造および販売
4.菓子、シリアル食品の製造および販売
5.乳製品、清涼飲料、チルドデザート等の製造および販売

健康経営への取り組み:
日清食品グループは、全従業員が常に健康を維持し、能力を最大限に発揮して業務にあたることを重要な経営課題の一つと考えている。「日清食品グループ健康経営宣言」を策定し、健康経営の推進体制を構築。代表取締役社長・CEOが責任者となり、従業員の心身の健康保持・増進に向けたさまざまな施策を展開している。その結果、日清食品ホールディングス株式会社は、「東京都スポーツ推進企業」の認定や、「健康経営優良法人(大規模法人部門(ホワイト500))」の7年連続での認定につながっている。

問合せ先

東京都 スポーツ推進本部
スポーツ総合推進部 スポーツ課
電話 03-5320-7847