トップアスリート発掘・育成事業 第15期生 競技別専門プログラム(レスリング)

2025年3月21日

令和6年3月26日に認定されたトップアスリート発掘・育成事業の第15期生24名に対する「競技別専門プログラム」の様子をご紹介します。

1年目の選考過程で実施した「競技体験プログラム」において、全7競技の中から自ら取り組む競技を絞り込みました。第15期生として認定された2年目は、選択した1競技で必要となる技術を学ぶ「競技別専門プログラム」において、土曜日・日曜日や夏休みを中心に実践的な練習に取り組みました。

今回はレスリング競技の技術を習得する「競技別専門プログラム」の様子をご紹介します。

令和6年8月7日(水)
「競技別専門プログラム(レスリング)」
 講師 (一社)東京都レスリング協会
 会場 東京実業高等学校

レスリングのプログラムは、昨年度から東京実業高等学校で実施しています。

今回のプログラムは、15期生3名と東京実業高等学校の生徒と、その下部組織である「東実ジュニア」に所属する未就学児~中学生との合同練習でした。

レスリングは、相手の両肩を1秒間マットにつけることを指す「フォール」に成功することや、トータルポイント数で勝敗を競う競技です。タックルや投げ技といった動きに対応するだけでなく、怪我の発生防止を心がけ、練習冒頭ではストレッチやウォーミングアップを入念に行いました。

練習が始まると、まずはコーチによる試合を想定した技の指導が行われました。その後は、選手が2人1組となり、1回3分間、互いに技を掛け合うことで、技術の習得を目指した練習を行いました。選手たちは何度か組み合う相手を変えながら、引き手を意識し、技を体に覚えこませるよう、練習に励んでいました。

次に、相手の足首をつかんだ状態で横に1回転する「アンクルホールド」や、相手をマットに倒した後にかける「グラウンド」の練習を行いました。コーチの声かけにより、相手より低い位置から入ることを心がける等、選手たちの技術がめきめきと上達していく様子が見て取れました。

最後は、年代・体格別に分かれて、勝ち抜き方式の実践練習を行いました。同じ体格の相手がいない選手は、数十キロの重さがあるダミー人形を用いて練習しました。

実践練習の後半では、体力のある選手たちも非常に苦しそうな表情を見せていましたが、最後まで手を抜くことなく積極的なプレーを見せてくれました。

全体を通して、受講生たちはコーチの指導や仲間からのアドバイスを真剣に聞き、一生懸命に練習に取り組んでいました。また、東実ジュニアの子供たちも、楽しげにレスリングをしており、笑顔も見られる専門プログラムとなりました。

15期生はレスリングの経験が浅いながらも、コーチや上級生に対し果敢に挑戦するなど、意欲的に練習に励む姿が印象的でした。

トップアスリートの今後の成長をお楽しみに!

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アップ

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技術指導

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グラウンド練習

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勝ち抜き実践練習

問合せ先

生活文化スポーツ局 スポーツ総合推進部 スポーツ課 競技力向上担当
電話:03-5320-7715