葛飾区
柔道
ARON URUFU
1月21(火)、柔道男子100kg級で東京2020オリンピック競技大会優勝の経歴を持つ東京育ちアスリート、ウルフアロン選手が足立区立蒲原中学校で柔道の指導を行いました。約20人の生徒に組み手や投げ技の指導、また心構えや取り組み方についてアドバイスしました。 はじめにウルフ選手は「柔道は組み手が8割という言葉があるように、組み手はとても重要で、僕もいつも意識しています。」と話し、組み手の練習からスタート。「釣り手は力任せではなく、相手の肘の部分に斜め上から体重をかけるように」と具体的な指導のもと、二人一組で練習が行われました。生徒たちは組み手の細かい動きに苦戦しながらも、教わったことを体現しようと熱心な様子で取り組んでいました。 次に行われた投げ技の練習では、内股の動作を2段階に分けて指導。ウルフ選手が見本を見せると、迫力のある動きとスピードに生徒たちは歓声を上げていました。生徒一人ひとりに対する細かなアドバイスのもと繰り返し練習することで、生徒たちはどんどん上達していきました。「内股が自分に合っていると思ったら、ぜひ取り入れてみてください。次にどんな技が来るかを相手に知られないことが、勝つコツです。」と、ウルフ選手は組み手や技を組み合わせて自分なりの正解を見つけることが大切だと語りました。 次に2分×10セットの乱取りが行われました。ウルフ選手も参加し、生徒と対戦。体格差が大きくあるものの、何とか技を掛けようと2分間果敢に挑戦し続ける生徒たちの姿が印象的でした。 最後に生徒全員と顧問の先生vsウルフ選手の一対一の試合が行われました。結果はウルフ選手の全勝でしたが、対戦している生徒はウルフ選手に一本を取られないようにと畳に背中がつくのを回避したり、周りで見ている生徒たちは「ファイト!」と応援したりと、とても熱い雰囲気でした。 練習が終わった後も、生徒たちがウルフ選手に質問をするなど、たくさん交流ができて有意義な時間となったようでした。ウルフ選手、ありがとうございました!