大田区
陸上競技
YUME KITAMURA
9月5日(木)、陸上競技800mでアジア競技大会4位入賞の経歴を持つ東京育ちアスリート、北村夢選手が東京都立八王子南特別支援学校で約10人の生徒に走り方の基本やバトンパスの指導を行いました。 はじめに北村選手から「走るときに大切なことは腕の振り方と、身体を横から見たときに頭・肩・腰が一直線であることです。」とアドバイスがあり、腕の振り方から練習がスタートしました。腕は後ろに引き肩は下げるという具体的な指導に、生徒たちは苦戦しながらも、二人一組でフォームを確認して練習を行いました。休憩時間にも生徒たちが北村選手のもとに質問に行き、コツを学ぼうと熱心な様子でした。 次に、頭・肩・腰を一直線にした姿勢で、もも上げをしながら前に進む練習が行われました。北村選手は「前に進もうと歩幅を欲張らず、ももを真上に上げて少しずつ進みながら、私が手を叩いたらその場で止まってください。」と指導。生徒たちは初めての練習方法に戸惑いながらも、何度も繰り返し取り組むことで練習内容を理解し、上達していきました。先生方も一緒に練習に参加し、楽しそうな雰囲気で取り組んでいました。 練習後半は、陸上トラックでバトンパスの練習が行われました。北村選手は「バトンを受け取る側は常に手のひらを相手に見せること、渡す側は手にバトンを押し込むことが大切です。」とコツを伝授。生徒たちは学んだことを実践しながらトラックを一周しました。最後に、北村選手と生徒数名でトラック一周のランニング対決が行われました。結果は北村選手の勝利!見ている先生方と生徒たちは全力で応援し、北村選手の綺麗なフォームに感心していました。練習が終わった後も北村選手と生徒たちが楽しそうに談笑し、終始笑顔の絶えない練習となりました。 北村選手、ありがとうございました。