東京都スポーツ推進総合計画
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コラムCOLUMN第1編▼▼▼5第3章基本理念・目標計画の体系PERMAP=Positive Emotions(ポジティブ感情)E=Engagement(エンゲージメント)R=Positive Relationships(関係性)M=Meaning(意味・意義)A=Accomplishment(達成・成功)―69―ポジティブ感情エンゲージメントウェルビーイング関係性達成・成功意味・意義PERMA(パーマ)基本理念・目標>5計画の体系PERMAとは、アメリカの心理学者であるセリグマン博士がウェルビーイングの構成要素として、右に示す五つの要素を提唱したものです。ウェルビーイングを向上させ、幸福感を高めていくには、PERMAの各構成要素を高めていくことが重要です。スポーツの本質は、人々が「楽しさ」や「喜び」を感じることであり、スポーツはウェルビーイングの向上に寄与するものです。スポーツ施策の推進に当たっては、スポーツの実施という量だけでなく、スポーツを通じたウェルビーイングの向上という質にも目を向け、PERMAにおけるどの要素を高めることが、ウェルビーイングの向上に寄与するかなどの視点も踏まえ、施策を検討していくことが重要です。例えば、以下のような視点で考えることができます。・ポジティブ感情:・エンゲージメント:・関係性:・意味・意義:・達成・成功:スポーツに触れ、楽しさを知り、やってみたいと思える取組を展開することにより、楽しさや充実感を感じられることが重要です。やりがいのあることに夢中で打ち込めるよう、それぞれのレベルやライフステージに合ったスポーツを推進していくことが必要です。スポーツを通して人々の相互理解を促進することが、充実した人間関係の形成につながると考えられます。自分の活動や人生そのものに意味や意義を感じられるよう、スポーツに関わる人材の裾野を広げる取組が重要です。個人やチームの目標を達成できるよう、目標設定をしたり、それに対するフィードバックや表彰などが有効であると考えられます。第3章

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