第1編第2章東京のスポーツを取り巻く状況▼▼1スポーツを取り巻く環境の変化東京都は平成27(2015)年から従業員のスポーツ活動を推進する取組等を実施している企業を「東京都スポーツ推進企業」と認定しており、認定企業数は年々増加しています。令和6(2024)年度は、新規認定企業102社を加え、合計583社が認定されています。スポーツ庁では、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取組を行っている企業を「スポーツエールカンパニー」として認定しています。認定企業数は、認定を開始した平成29(2017)年から着実に増加し、令和7(2025)年1月には1,491社が認定されています。日本健康会議では、特に優良な健康経営を実践している企業を「健康経営優良法人」として認定し、企業が、従業員や求職者、関係企業等から社会的な評価を受けられることを目指しています。また、経済産業省と東京証券取引所は共同で、健康経営優良法人(大規模法人部門)申請法人の上位500位以内の上場企業を「健康経営銘柄」として選定し、健康経営の普及・啓発を目指しています。全国健康保険協会東京支部と健康保険組合連合会東京連合会では、都内の企業が健康優良企業を目指し、企業全体で健康づくりに取り組むこと(健康経営)を宣言する「健康企業宣言」事業を運営しており、達成基準を満たした企業に対し、「金の認定」、「銀の認定」を贈呈しています。スポーツ庁では、一人でも多くの方がスポーツを楽しみ、スポーツを行うことが生活習慣の一部となるような社会を目指して、「Sport in Life プロジェクト」に取り組んでおり、Sport in Life コンソーシアムの加盟団体に対する団体間の連携・情報共有などに関するサポートや、スポーツ人口拡大に資する優れた取組の表彰などが行われています。厚生労働省では、「健康寿命をのばそう!」をスローガンにした「スマート・ライフ・プロジェクト」を平成23(2011)年2月に開始しました。プロジェクトに参画する企業等と連携しながら、運動や食生活等について具体的なアクションの呼び掛けを行っており、令和7(2025)年1月時点で12,202の企業や団体が参加しています。―53―企業における従業員の健康増進の取組スマート・ライフ・プロジェクト(8)企業等の動向第2章東京のスポーツを取り巻く状況>1スポーツを取り巻く環境の変化>(8)企業等の動向
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