第1編第2章東京のスポーツを取り巻く状況▼▼1スポーツを取り巻く環境の変化―47―テクノロジーを活用した新たなスポーツデジタルを活用した新しい観戦体験(5)デジタル/テクノロジーの活用第2章東京のスポーツを取り巻く状況>1スポーツを取り巻く環境の変化>(5)デジタル/テクノロジーの活用「CYBER BOCCIA S(サイバーボッチャエス)」パラリンピックの正式種目である「ボッチャ」を、ルールはそのままにテクノロジーを使って拡張しエンターテインメント性を高めたコンテンツです。センシング技術でボールの位置を自動計測し、リアルタイムで状況が判断されます。体験料の一部は、(一社)日本ボッチャ協会に寄附され、選手の支援や育成にもつながっています。リモート応援システム「Remote Cheerer powered by SoundUD」コロナ禍の影響で、スポーツ興行における入場制限が実施された際に、観客がいなくても選手に応援を届ける方法として注目されました。音響通信技術を使って、スタジアムやイベント会場から遠く離れた場所にいる人々が、スマートフォンやタブレットを通じ、リアルタイムで応援や声援を送ることができるサービスです。テクノロジーは、スポーツの発展に大きな影響を与えています。様々な技術が活用されることで、競技力の向上や参加のハードルを下げ、障害の有無や年齢、性別にかかわらず公平な条件でスポーツに参加できるきっかけにもなり得ます。デジタル技術の進化により、スポーツ観戦体験も大きく変化しています。ARやVRを活用したサービスなどの新しい観戦スタイルは、単にスポーツを「見る」だけでなく、より没入的でインタラクティブな体験を提供することを目指しています。
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