生活機能第1編第1章東京におけるスポーツの推進スポーツの効用・効果―29―第1章東京におけるスポーツの推進>4スポーツの効用・効果>(2)共生社会の実現要介護の危険性が高い状態加齢▼▼4フレイル要介護【フレイルと要介護状態との関係】女性の平均寿命と健康寿命の差は11.63年となっており、日常生活に制限のない期間である健康寿命の延伸が課題になっています。高齢になっても健康で過ごせるように、フレイル予防や認知症予防等にスポーツが有用とされています。また、過度な痩せによる骨量低下から骨粗鬆症を防ぐため、若い時から筋力向上を図り、骨密度を上げることで、将来的な骨量低下や骨折予防の効果が期待できます。さらに、筋力不足は基礎代謝量の低下にもつながるおそれがあります。筋⾁などの除脂肪量は加齢とともに減少するため、若いうちから筋力の維持に努めることが健康的に痩せることにも効果的とされています。令和元(2019)年にスポーツ庁は、「女性スポーツ促進キャンペーン」の⼀環として、「“楽しさ”をきっかけに思わず体を動かしたくなる」をテーマに、オリジナルダンス「Like a Parade」の動画を公開しました。この動画を通じて、女性が身体を動かすことの楽しさや健康効果を実感することにより、気軽にスポーツに取り組むきっかけを提供しました。こうした年代・ライフステージ・志向などにより変化する女性のニーズや価値観に合わせた働きかけを実施していくことが重要です。女性の健康増進のため、スポーツを通じた取組の推進がより重要となる女性とスポーツ図表出典:「知っておく!からはじめるー介護予防・フレイル予防ー」(2023年3月、福祉保健局)を基に作成体力や気力が弱まり始める健康
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