東京都スポーツ推進総合計画
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コラムCOLUMN附属資料▼▼▼3パラスポーツの振興パラスポーツの振興に向けた具体的な取組―273―パラスポーツの総合国際大会パラリンピックデフリンピックスペシャルオリンピックスその他の総合国際大会附属資料>パラスポーツの振興>3パラスポーツの振興に向けた具体的な取組>(4)パラスポーツの「競技力向上」パラリンピックは、障害のあるトップアスリートが出場する世界最高峰の大会です。4年に一度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催され、オリンピックと同じ年に、同じ開催都市で⾏われています。障害種別としては現在は、肢体不自由、視覚障害、知的障害の選手が対象です。また、同じ障害であっても人によって程度が異なることから、公平に競うために障害の「種類」や「程度」で分けて競技を⾏う「クラス分け」があります。東京では昭和39(1964)年にパラリンピックが開催され、令和3(2021)年には世界で初めて2度目の夏季パラリンピックを開催した都市となりました。デフ(Deaf)とは、英語で「耳がきこえない」という意味で、デフリンピックは、国際ろう者スポーツ委員会が主催し、オリンピックと同じように4年に一度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催されるデフアスリートのための国際総合スポーツ競技大会です。手話言語のほか、スタートランプや旗などを使った視覚による情報保障が特徴で、第1回は、大正13(1924)年にフランスのパリで開催されました。東京2025デフリンピックは、100周年の記念すべき大会であり、日本では初めての開催になります。知的障害者のための国際総合スポーツ大会で、オリンピックと同様に4年に一度、夏季大会と冬季大会が2年ごとに交互に開催されます。大会にはオリジナルのルールがあり、可能な限り同程度の競技能⼒のアスリートが競い合えるように、性別、年齢、競技能⼒などによってグループ分けを⾏います。また、順位だけでなく、最後まで競技をやり終えたことに対して、全てのアスリートが表彰台に立ち、それぞれの成果をたたえる全員表彰があります。その他、IBSA(国際視覚障がい者スポーツ連盟)や、Virtus(国際知的障がい者スポーツ連盟)などが主催する総合国際大会が開かれています。

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