第1編第1章東京におけるスポーツの推進スポーツの効用・効果▼▼4幼少期における身体活動は、体力・運動能力の向上、健康的な体、意欲的な心の育成、認知機能の発達など様々な効果が期待できます。(公財)笹川スポーツ財団の調査では、親子で体を動かす遊びの頻度が高いほど、向社会的行動の強さ(社会性の発達状況)の得点が高いという報告があり、親子が⼀緒に体を動かして遊ぶ時間や機会を確保する取組が重要であることを示唆しています。幼少期における身体活動を活発にし、さらには子供のスポーツ好きを増やしていくため、保護者の前向きな参画のほか、スポーツを実施できる居場所の創出、楽しむことに主眼を置いた競わないスポーツの導入等が、今後重要な視点となります。―26―(1)健康の維持・増進第1章東京におけるスポーツの推進>4スポーツの効用・効果>(1)健康の維持・増進5.85.36.14.64.9両親の運動・スポーツ実施頻度と幼児の園外での総運動時間親子で体を動かす遊びの頻度とSDQ得点幼少期における身体活動は、体力・運動能力の向上のみならず様々な効果が期待できる子供とスポーツ600(点)7.06.05.04.03.02.0図表出典:「全国の幼児(3〜6歳)を対象とした運動実施状況に関する調査研究〜幼稚園・保育園以外における幼児の運動実施の実態調査〜」(2024年3月、(公財)笹川スポーツ財団)を基に作成※SDQ得点とは、子どものメンタルヘルスを測る尺度であり、日常生活への適応のしやすさ・しづらさを評価できる。⺟親週1日以上・⽗親週1日未満⽗親週1日以上・⺟親週1日未満どちらかが「わからない」と回答図表出典:「全国の幼児(3〜6歳)を対象とした運動実施状況に関する調査研究〜幼稚園・保育園以外における幼児の運動実施の実態調査〜」(2024年3月、(公財)笹川スポーツ財団)を基に作成両親とも週1日以上両親とも週1日未満ひとり親(分/週)週に3〜4回440436450500ほとんど毎日571550全くしなかった300月に1〜3回週に1〜2回3934114203504004スポーツの効用・効果
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