コラムCOLUMN第2編▼▼▼2第1章目標達成に向けた施策展開柱ごとの施策・取組暑さ指数(WBGT(湿球⿊球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度、②日射・輻射など周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標です。(公財)日本スポーツ協会の「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」によると、暑さ指数(WBGT)31以上は「運動は原則中止」、28以上31未満は「厳重警戒(激しい運動は中止)」などとなっています。―247―施策❸安全・安心なスポーツ、信頼されるスポーツ大会の実現具体的な取組けがや事故、熱中症等の予防推進熱中症予防の推進地域におけるスポーツの事故防止部活動指導者実技講習会の実施熱中症予防(WBGT)第1章目標達成に向けた施策展開>2柱ごとの施策・取組>政策の柱4スポーツを支える>施策③安全・安心なスポーツ、信頼されるスポーツ大会の実現東京都は、スポーツイベント等においてJSPOの熱中症予防指針やNFの策定する熱中症対策ガイドライン等を踏まえ、(公財)東京都スポーツ協会(TSPO)や(公社)東京都障害者スポーツ協会(TSAD)、競技団体等との連携を図りながら熱中症予防を推進します。また、東京都教育委員会が策定した「熱中症対策ガイドライン」に基づき、学校における体育的活動中や部活動中の熱中症予防を推進していきます。地域におけるスポーツの重要な担い手であるスポーツ推進委員や、地域スポーツクラブの運営スタッフや指導者等を対象とした研修会において、スポーツによるけがや事故防止等の内容を実施します。中学校・高等学校の教員や部活動指導員等を対象に講習会を実施し、部活動顧問の役割についての正しい理解と望ましい指導法や技術指導の向上を図るとともに、部活動中の事故に対する基礎的な知識や対応策を身に付け、指導者としての資質向上を図ります。
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