東京都スポーツ推進総合計画
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第2編第1章目標達成に向けた施策展開▼▼2柱ごとの施策・取組―231―スポーツを支える人材の確保と質の向上現状と課題スポーツを支える活動とは第1章目標達成に向けた施策展開>2柱ごとの施策・取組>政策の柱4スポーツを支える>施策②多様な主体と連携し、スポーツに関わる人材の裾野を広げる・磨くスポーツを支える活動には様々なものがあります。(1)スポーツ指導者(コーチ、監督、インストラクター等)として選手の育成や参加者の指導等を行う、(2)審判員として競技の進行や判定を行う、(3)地域のスポーツクラブやスポーツ教室の運営等を行う、(4)保護者として子供たちのスポーツ活動の見守や送迎等を行う、(5)スポーツボランティアとしてスポーツイベントの運営等をサポートする、(6)募金やチャリティを通じてスポーツ活動を支える、(7)サポーターとして選手やチームを応援する、これらは全てスポーツを支える活動です。スポーツを支える活動は、選手と同じように感動や興奮を得ることができるとともに、選手や他の支える人と強固な関係を築くことができ、何よりも選手の勝利や大会の成功に寄与したという誇りを感じられるものです。また、様々なスポーツ指導者資格の中から自らに合った資格を取得し、指導者としてレベルを高めていくなど、活動の深化を通じて自己実現にもつながります。令和6(2024)年に実施した「都⺠のスポーツ活動に関する実態調査」によると、スポーツを「支える」活動を実施した都⺠の割合は17.3%と横ばいの状況です。また、競技団体(JSPO加盟NF・準加盟団体)に対し、競技における審判・競技スタッフ・指導者などの人材確保上の課題を尋ねた調査結果*によると、多くの団体が高齢化とそれに伴う若い世代の確保を挙げています。高齢化などの社会状況に対応し、スポーツを支える人材の確保や質の向上を図っていくことが重要です。*「競技大会を支える人材とその活用状況に関する調査報告書」(2019年10⽉、(公財)日本スポーツ協会、(公財)笹川スポーツ財団)参照施策❷多様な主体と連携し、スポーツに関わる人材の裾野を広げる・磨く

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