第1編第1章東京におけるスポーツの推進計画策定の背景▼▼1東京マラソンは、平成19(2007)年に第1回大会が開催され、国内外からのランナーをはじめ、ボランティアや沿道の観衆など多くの人が参加しています。平成24(2012)年には、アボット・ワールドマラソンメジャーズに加入し、世界6大マラソンの⼀つとして認定されるなど、世界最高水準の大会へと発展を続けています。アジアで初、そしてラグビー伝統国以外で初の開催となり、大会を契機にラグビー熱が全国に広がり、都⺠・国⺠のスポーツへの関心を高める機会となりました。国内外から訪れた大勢の観客が、スタジアムのみならずファンゾーンにおいても、敵味方の隔てなく交流し、大いに盛り上がり、東京をはじめ、国内に大きなにぎわいをもたらしました。東京2020大会は、新型コロナウイルス感染症の流行により、史上初めての一年延期、原則無観客での開催となりましたが、精緻な運営能力と徹底した感染防止対策により、日本の総力を結集して安全・安心な大会を実現することができました。また、コロナ禍という特殊な環境下でも、アスリートが練習を積み最高のパフォーマンスを発揮する姿は、都⺠・国⺠に勇気と感動をもたらしました。―12―RWC2019や東京2020大会の開催経験、競技施設の魅力は、東京の新たな強みとなった。こうした強みを最大限生かし、世界のトップアスリートが参加する国際大会を開催し、東京のプレゼンスを更に高めていく東京マラソンラグビーワールドカップ2019日本大会東京2020大会(2)大規模スポーツ大会の開催経験第1章東京におけるスポーツの推進>1計画策定の背景>(2)大規模スポーツ大会の開催経験1計画策定の背景
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